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熱中症計 HSM-1のご紹介~義務化された熱中症対策にまずは計測を!~

2025年06月03日

近年猛暑が続く日本。熱中症による被害も年々増えております。労働安全衛生規則の改正もあり、ますます熱中症対策が必要となります。熱中症対策の指標になります暑さ指数WBGT値を計測できる熱中症計HSM-1をご紹介します。
※気温に加え、湿度、輻射(放射)熱を考慮した熱ストレスの評価を行う暑さの指数

熱中症計 HSM-1

 

  • 小型で卓上や壁掛けで設置可能
  • 電子式WBGT指数計の規格を定めたJIS B 7922 :2023 Class 1.5に準拠
  • 熱中症指数に合わせて、警戒色を表示
  • 屋外だけでなく屋内計測もモード切替で可能
  • ロギングデータを本体に記録(通信ソフトでPCへ取り出し可能)
  • Bluetooth®搭載で専用アプリをダウンロードすればスマートフォンでも表示可能
  • クラウドシステムの利用も可能
    ※詳細はご相談ください
    →製品詳細はこちら

 

製品の使用感はこちらをチェック!

■【クラウドサービスにも対応】熱中症対策に必携!熱中症計 HSM-1のご紹介(2分11秒)

法令の解説

労働安全衛生規則改正(2025/6/1施行)により、熱中症対策が罰則付きで義務化されました。
その為WBGT測定が重要となります。
気温だけでは、正しく暑さの評価が出来ません。黒球温度も測定できるWBGT測定器が重要となります。

法令改正のポイント

熱中症を生ずるおそれのある作業※1を行う場合に、次のことを行わなければならないと明記されました。

「熱中症の自覚症状」や、「熱中症の恐れがある作業者を見つけた者」がその旨を報告するための体制(連絡先や担当者)を事業場ごとにあらかじめ定め、関係作業者に対して周知すること

熱中症の症状の悪化を防止するために必要な措置※2に関する内容や実施手順を事業場ごとにあらかじめ定め、関係作業者に対して周知すること

※1.WBGT(湿球黒球温度28度又は気温31度以上の作業場において行われる作業で、継続して1時間以上又は1日当たり4時間を超えて行われることが見込まれるもの)
※2.作業からの離脱、身体の冷却、必要に応じて医師の診察又は処置を受けさせること、事業場における緊急連絡網、緊急搬送先の連絡先及び所在地等

熱中症はスピードが大事です。発生した場合は迅速な対応が重要となります。
が、
そもそも熱中症を発生させないためにも、WBGT測定および管理が重要となります。
また、労働・作業環境、身体作業強度、着衣の状態によりWBGT基準値は変わります。高作業強度、気流無し環境、高気密性服作業ではWBGT18℃が基準値という場面もあります。作業環境にも気を付けることが大切です。

HSM-1のおすすめポイント

2023年にJISが改正され、WBGT値の補正など精度向上の規定がされております。HSM-1は発売当初から新JISに対応し、かつClass1.5と最高レベルの精度の製品となっております。

①確実に記録をすることで、事業者が熱中症対策を行っている証明に
HSM-1は大量のロギング機能有り。ロギング間隔1秒で27時間測定を10日分、保存可能です。

②しっかりとした計測を行う事でWBGT値の信頼性を
HSM-1はJIS B 7922 :2023 Class 1.5(事実上JIS最高レベルかつ、温度湿度センサーはトレサビを取ることができます。
※2025/4/1当社調べで上位Class1一般販売製品確認なし

③熱中症は場の測定が基本ですが、離れた場所でもモニタリングが必要。
HSM-1はBluetoothを使いスマホでもモニタリングが可能です。
またクラウドシステム Mitaino(みたいの)もご用意しております。
詳細はお問い合わせください。

熱中症測定の盲点

熱中症というと屋外のイメージがありますが、総務省によると救急搬送の4割は屋内住居。また工場など事業所におかれましても、屋内でも暑熱環境での作業は多々あります。屋内モードでも測定できる機器を選択してください。

万が一熱中症が発生した場合、必ずどのような状況だったか調査が行われます。その際に記録が残っていないと、状況の説明ができません。環境省では全国の暑さ指数を公表していますが、あくまで代表点の数値であり、現場の状況を正確に説明できるわけではありません。現場で測定を行い、記録を残すことが重要です。

また熱中症は暑熱環境だけではなく、その時の代謝(運動量)、着衣の様子によっても影響が出ます。 それによっては、WBGT28℃で“厳重注意”であっても、代謝、着衣を考慮するとWBGT18℃で“厳重注意”相当になる場合もあります。 数字だけでなく、環境にもご注意ください。

 

※本表は、日本工業規格Z8504(人間工学―WBGT(湿球黒球温度)指数に基づく作業者の熱ストレスの評価―暑熱環境)附属書A「WBGT熱ストレス指数の基準値表」を基に、同表に示す代謝率レベルを具体的な例に置き換えて作成したものです。
※熱に順化していない人とは、「作業する前の週に毎日熱にばく露されていなかった人」のことをいいます。

厚生労働省労働基準局より

使い方