環境測定機器

カーボンビーズパッシブガスチューブ 低ブランク 10入

●石油系球状活性炭を充填した無指向性パッシブタイプのガス捕集剤です。
●ガラス容器に梱包されているため、低ブランクを実現しました。
●サンプリング時の設置に配慮した穴開きPTFE栓を採用しました。

■サンプリングレート参考値
物質名           サンプリングレート(μg/(ppm・min))
トルエン          0.125
キシレン          0.137
スチレン          0.124
エチルベンゼン       0.129
パラジクロロベンゼン    0.212
テトラデカン        0.288*
*参考値のため変更される可能性があります。

仕様

品目コード 080150-097
充填物 球状活性炭 (約20~40メッシュ)300mg
有効期限 製造後1年間
質量 約2.5g
本体寸法 約φ7×55mm
入数 10
価格(税別) 24,000円
備考 ※石油系球状活性炭を充填した無指向性パッシブタイプのガス捕集剤です。
※ガラス容器に梱包されているため、低ブランクを実現しました。
※サンプリング時の設置に配慮した穴開きPTFE栓を採用しております。
※ポンプや流量計などの機器を必要とせず、一定時間測定環境に放置するだけでガスを自然吸着させることができますので、軽量で取扱いも容易です。

よくある質問

    • Question

      パッシブガスチューブを使用して測定・分析できる機関はありますか?

    • 詳しくはこちらをご参照ください。

    • Question

      有効期限はありますか?

    • あります。

      ■080150-066 パッシブガスチューブ(有機溶剤用) 有効期限は製造後1年です。
      製造年月は、外袋裏に記載している4桁のロット番号に表しています。

      ■080150-075 DNPHパッシブガスチューブ 有効期限は製造後6ヶ月です。
      製造年月は、外袋裏に記載している4桁のロット番号に表しています。

      seizou

    • Question

      サンプリングレートは採取時の大気が何℃の時の値ですか?
      パッシブサンプラーを用いて測定した場合、温度補正係数等を考慮するのですか?

    • サンプリングレート25℃での値です。
      サンプリングレートは温度に依存しますが、室温範囲 5~35℃くらいでは最大でも5%以内です。
      測定機の変動や分析誤差(脱着率など)の方が大きいと考えられます。

    • Question

      パッシブガスチューブのサンプリングレートと、その求め方はどうやるのですか?

    • パッシブガスチューブの捕集係数のことをサンプリングレートと呼びます。
      SR(サンプリングレート)=Wp/(Ca×t)
      Wp=パッシブガスチューブ捕集量(μg)
      Ca=アクティブガスチューブで求めた濃度(ppm)
      t =サンプリング時間(min)

    • Question

      パッシブガスチューブの濃度を算出する方法は?

    • (平均濃度)ppm=(Wa-Wb)/(SR×t)
      Wa=パッシブガスチューブ1本に捕集されたアルデヒド類の量(μg/3ml)
      Wb=ブランク値(μg/3ml)
      SR=サンプリングレート (μg/ppm・hr)
       例:ホルムアルデヒド 5.1μg/(ppm・hr)
        :アセトアルデヒド 5.6μg/(ppm・hr)
      t=サンプリング時間(hr)

    • Question

      パッシブガスチューブの使用温湿度範囲は?

    • SR(サンプリングレート)算出における実測試験は、下記の条件下になります。
      温度 室温(10~30℃)
      湿度 30~70%(スチレン30~50%)

    • Question

      保管場所の指定はありますか?

    • あります。

      ■080150-066 パッシブガスチューブ(有機溶剤用)
      冷暗所で保管し、日光が直接当たる場所や湿気のある場所での保管はやめてください。

      ■080150-075 DNPHパッシブガスチューブ
      冷蔵庫内で保管ください。

    • Question

      捕集後、すぐに分析できない場合は、どうすれば安定させて保存することができますか?

    • -10℃以下で保管し2週間以内に分析してください。4℃では減衰することが確認されています。
      抽出後であれば、4℃でも2週間以上安定していることを確認していますが、基本的にはこちらも2週間以内で分析することをお勧めします。

    • Question

      チャコールチューブ・スタンダードの脱着率データはありますか?

    • ございます。下記をご参照ください。
      Figure1

    • Question

      カーボンビーズパッシブガスチューブ 低ブランク型のサンプリングレートは?

    • 33種類のVOCsを対象に、実測値とカーボンビーズパッシブガスチューブの理論計算式より算出した推算値との間に正の相関関係が認められ問題なくサンプリングレートが使用できることを確認しました。
      → サンプリングレート推算値