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多連型水分活性測定装置 AW-Multiのご紹介

2023年12月12日
微生物の増殖抑制だけではなく、食品の食感のコントロールなど、食品や医薬品の製造において重要な指標の一つである水分活性ですが、装置が高価であるなどの理由から、手軽に測定することが難しいものでした。
柴田科学では現在、手のひらサイズで手軽に測定できる水分活性測定装置AW-1を販売しております。今回は複数のサンプルを同時に測定できる、多連型水分活性測定装置AW-Multiをご紹介します!
 多連型水分活性測定装置 AW-Multi

最大16個までの検体を同時測定することができる、多連型の測定器です。分離式センサー付試料容器を採用し、AW-Multi本体に複数のセンサーを差し込んで測定します。AW-MultiとPCを接続し、専用通信ソフトで測定値の確認や各センサーの校正ができます。必要に応じて恒温槽・PCを付属することも可能です。

 4つの特徴
特徴① スマートに測定可能
AW-Multi本体は最大同時測定数が8個/16個の2種類から選択可能です。どちらもサイズ、質量は同じですので、測定したい検体数に合わせてお選びいただけます。
測定する際はAW-MultiとPCを付属のUSBケーブルで接続し、AW-Multiにセンサー付試料容器を差し込んで測定を行います。同時測定する検体数が増えてもケーブルは1本で済みますので、測定場所を取りません。
■センサー付試料容器
  • 校正データはセンサー部分に保存される
  • 付属のB型シリカゲルを入れて保管
  • サンプルは試料容器の8割(15mL)程度入れて測定
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特徴② 2種類の測定モード
測定モードはAW-1と同様に「スタビリティーモード」と「クイックモード」の2種類があります。測定モードの設定はPCの専用通信ソフトで変更することができますので、用途に合わせた使い分けが可能です。測定モード特徴おすすめシーン

測定モード 特徴 おすすめシーン
スタビリティーモード ・基本の測定モード
・1分間のエージング後、測定値が安定するまで測定
・安定を判断するための時間、水分活性の範囲を設定することが可能
・新製品開発時の測定や試作品の確認・評価など、水分活性が未知であるサンプルを測定する場合
クイックモード ・短時間測定モード
・1分間のエージング後、5分で強制的に測定を終了
・製造現場や出荷前検査など水分活性が既知のサンプルを繰り返し短時間で測定する場合

特徴③ PCの専用通信ソフトによる測定値の確認

測定はPCとAW-Multiを接続させて行います。お手持ちのPCにUSBドライバ/専用通信ソフトをダウンロードすることで、すべての検体の測定値が専用通信ソフトに一覧で表示されます。また、水分活性の変動グラフが自動的に表示されますので、水分活性の経時変化が視覚的に分かりやすくなっています。

※必要に応じてPCを付属させることも可能です。
詳しくはお問い合わせください。


特徴④ 恒温槽にまるごと入れて測定可能

温度調節して測定したい場合はマルチ本体をお手持ちの恒温槽にまるごと入れて測定ができます。複数のセンサーが一つのユニットにまとまっているため、庫内での作業性の向上にもつながります。

※必要に応じて恒温槽を付属させることも可能です。
詳しくはお問い合わせください。

AW-Multiのデモ器の貸出も行っております!お気軽にご相談ください。

 少ない検体数を手軽に測定!水分活性測定装置 AW-1
■水分活性測定装置 AW-1
  • 約80(W)×45(D)×115(H)mm/約270gで小型・軽量
  • 分離式センサー付試料容器を採用
  • スタビリティーモード/クイックモードの2種類の測定モードを搭載
  • アプリにより、測定値をタブレット、スマートフォン等でも表示可能
  • 電源:アルカリ4本またはモバイルバッテリーでも使用可能
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