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★実験報告1★ 2006年 夏休みの自由研究

仙台市 小学6年生 進藤翔太くん

■研究テーマ:広瀬川の水質調査 7jushou
研究の目的:生活にかかわりの深い「広瀬川」。仙台市には「広瀬川の清流を守る条例」という規則も特別に定められていて、仙台市民は広瀬川とその周辺の環境を守る努力をしています。またアユが住める川にしようという浄化運動も行われています。そのような広瀬川の上流・中流・下流で水質調査をしようと思いました。

調査方法: (調査ポイント)
上流:作並温泉の川辺の遊歩道を選びました。
中流:芋に会が行われる牛越橋を選びました。
下流:千代大橋(バイパスのところ)のたもとを選びました。
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図1.広瀬川の全体像と調査ポイント

調査項目:
 アユが住める水質調査方法
COD水中の汚れを表す目安のひとつ。発色テスト
リン酸イオン肥料成分のひとつ。び生物にも含まれる。魚などの生き物の栄養分になるが多くなりすぎると水の中の酸素が減ってしまい「アオコ」や「赤しお」の原因にもなる。生活排水のせいでふえることが多い。発色テスト
しょう酸性ちっそ

あしょう酸性ちっそ

試験紙
透視度水の透明度を表す。自作した透視度計
(図2、図3)
pH水が酸性か中性かアルカリ性かを表す。ふつうの川は中性。生活排水が流入すると酸性やアルカリ性になる。試験紙
周りの自然の様子人工の建物などが多いと、排水のために川が汚れる。自分の目や耳で感じた
周りの音水がきれいなら、昆虫の鳴き声がする。
水辺の岩の汚れ長い時間をかけて、水辺の岩に水の汚れがついてくる。

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図2
シンプルパック(発色パック)
CODとリン酸イオンの量によって違う色になる
図3
ペットボトルを利用した透視度計
図4
透視度板

調査の様子 34yousu01
川に落ちないよう気をつけて採水
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底にある透視度板の線が見える
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単位:mg/L上流中流下流アユが住める水質
(水産2級)
調査場所作並温泉牛越橋仙台大橋 
調査日時8月18日 15:208月18日 16:158月18日 17:00 
COD246上流は1以下、中流・下流は3以下
リン酸イオン0.2未満0.20.5生物生息環境保全
0.09以下
しょう酸性ちっそ・あしょう酸性ちっそ01.111生物生息環境保全
1以下
透視度30度以上30度以上30度以上(数値が大きい方が透明な水)
pH6776.5~8.5
周りの自然の様子自然が多い。サルの家族が川を渡っているのを見た。近くを車が通る。車が多く通る。人工物も多い。 
周りの音セミが鳴いていたセミが鳴いていた車の音ばかりだった 
水や岩の汚れ水がきれいだったゴミがあり泡立っていた水辺の岩にヘドロがついていた 
(注)川にはリン、ちっそ水辺の岩にヘドロがついていた
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■調査を通じて感じたこと:
上流から下流にいくにつれて、水が汚れていくのが分かりました。。
しかし思ったよりも水がきれいだと思いました。透視度も、全て、30度以上だったのでおどろきました。中流でもアユを釣る人を見ました。広瀬川は中流までアユが住めるようです。
でもリン酸イオンとしょう酸性ちっそ・あしょう酸性ちっそは、きれいな海での基準であるための基準よりもかなり大きな結果でした。この調査だけではわからない川の汚れもあると思います。
ぼくたちは大切な広瀬川を汚さないように気をつけながらピクニックや芋煮会、キャンプで利用しなければなりません。 ぼくたちの子どももも、広瀬川で川遊びができるように大切にしたいと思います。