透析用水 総残留塩素測定 測定器のご案内
2018年06月26日
2016年版 透析液水質基準(一般財団法人日本透析医学会)において、透析用水の測定項目として総残留塩素濃度の測定が記載されています。
■測定に関するポイント ・塩素濃度測定は総残留塩素(遊離残留塩素と結合残留塩素(クロラミン)の合計)の測定を推奨 ・総残留塩素の管理基準は0.1mg/L未満 ・活性炭ろ過装置の出口水の総残留塩素を測定 ・測定頻度は透析施行日 ・総残留塩素の測定はDPD法(ジエチルパラフェニレンジアミン法)で行う |
総残留塩素濃度の測定に、以下の2製品をおすすめします。
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1.残留塩素測定器DPD法 |
試薬の使い分けで遊離残留塩素と総残留塩素の測定が可能! |
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2.簡易水質検査キット シンプルパック (測定項目:総残留塩素 TCℓO) | |||||||||||||||||||||
検水と試薬の反応1回で総残留塩素を簡単測定! | |||||||||||||||||||||
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本ページの詳しい内容については下記をご参照ください。
第3章 残留塩素濃度測定
1.塩素濃度測定は総残留塩素(遊離塩素と結合塩素(クロラミン)の合計)測定を推奨する. 日本透析学会2016年版 透析液水質基準 より抜粋 |
総塩素(遊離塩素とクロラミンの合計)として分析し,活性炭ろ過装置の出口水の総塩素が0.1 mg/L 未満であること.総塩素の試験はN. N‒ジエチル‒パラ‒フェニレンジアミン(DPD)法で行う.
透析用水の塩素濃度は総塩素濃度で管理し,測定頻度は透析施行日とする.ただし,原水も測定し,総塩素濃度が1 mg/L 以上になった場合には,透析用水の測定頻度を透析治療ごとに変更する.総塩素濃度は,経時的な濃度低下を防止するために,現場で速やかに分析する.活性炭ろ過装置の出口水の総塩素を測定し,結果は運転日誌に記録する.検出(総塩素濃度0.1 mg/L 以上)されたならば交換することを検討する.また,活性炭交換後は活性炭が正常に機能していることを確認する. 透析会誌49(11):697~725,2016「委員会報告」2016 年版 透析液水質基準 より抜粋 |