クーちゃんによるガラスチューブオーブン解説
2019年09月24日
高沸点サンプルの濃縮、精製、電極の乾燥等、多用途でとっても便利なGTO(=ガラスチューブオーブン。
又の名をクーゲルロール)を、もっと皆様に知っていただこうと、試料球の国から現れたGTOの妖精、クー・ゲルオ氏。
又の名をクーゲルロール)を、もっと皆様に知っていただこうと、試料球の国から現れたGTOの妖精、クー・ゲルオ氏。
実は4X年前、柴田科学でGTOが発売したその日から、そこにいたとかいないとか…。
そんなクー氏がGTOをQ&A形式で解説!!
※ 通常の製品Q&Aはこちらです → https://www.sibata.co.jp/faq/faq_gto/
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まずはクー氏のプロフィールを簡単にご紹介。
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ガラスチューブオーブンとは何ですか?
減圧下で加熱しながら小容量のサンプルを蒸留/分留/乾燥/昇華させることができる小容量真空加熱装置のことです。減圧下で回転、加熱ができますので、熱過敏物質や高沸点物質の処理を簡単に迅速に行うことができます。サンプル容器はガラス製で、減圧加熱中の内部のサンプルを観察することが可能です。一般的にはクーゲルロール《クーゲルロール:Kugelrohr(ドイツ語) 球(Kugel)と管(Rohr)》とも言われます。
ガラスチューブオーブンにはどのような種類がありますか?
大きく分けて回転加熱型と乾燥型があります。乾燥型の部品を一部交換しますと昇華用としても使用できます。
回転加熱型のガラスチューブオーブンとはどのような装置ですか?
サンプルを入れたサンプル容器(試料球)を減圧下で加熱回転させて、サンプルの蒸留や分留を行う装置です。加熱温度を段階的に設定すれば、サンプルの分留操作も可能です。
乾燥型のガラスチューブオーブンとはどのような装置ですか?
乾燥管に入れたサンプルを減圧下で加熱乾燥させることができる装置です。
乾燥型のガラスチューブオーブンでは、乾剤フラスコを外して乾燥管に昇華用冷却器を挿入することによって、昇華によるサンプル精製も行うことができます。
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