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マスクフィッティングテスターMT-03型 FAQ

  • Question

    労研式マスクフィッティングテスターとは何を目的とした装置ですか?

  • 防じんマスクを装着した方のそのマスクが、顔面にしっかり密着しているかどうかを、マスクを装着したご自身が確認し、密着できていない場合は装着しなおしてしっかり密着させていただくことを目的とした装置です。
    MT-03型は、全面形マスク、半面形マスク、簡易マスク等を装着した時のマスクと顔面との密着性を測定し、その結果を漏れ率(フィット率)として数値化できます。

  • Question

    どのようにして漏れ率を求めているのですか?

  • 漏れ率は、マスク外側と内側の空気中の粉じん粒子数をそれぞれ計数し、その比から算出します。
    測定の内訳としては、はじめに「マスクの外側」の粉じん粒子数を計数し、その後「マスクの内側」の粉じん粒子数を計数します。

    漏れ率(%) = ( Ni / No ) × 100
        Ni :マスク内の粒子数
        No:マスク外の粒子数

    mt-03_ctrl

  • Question

    測定時間を変更するにはどうすれば良いですか?

  • 「MENU」画面から「Wait. T」と「Meas. T」の時間をそれぞれ変更することで、漏れ率の測定時間を変更できます。
    1回の測定で、MT-03型は、「待ち時間→外側測定→待ち時間→内側測定」この1サイクルを連続的に行っています。
    測定時間の変更は、この1サイクルの総時間を変更することになりまして、待ち時間(Wait. T)と外内側それぞれの測定時間(Meas. T)を変更します。
    測定場所の粉じん粒子数(count)が著しく低い場合(「Meas.T」→3secのときに「count 1」が1000count未満程度)は、「Meas.T」を3secより長い秒数に変更されることをお勧めします。

    ●用語の説明
     「Wait. T」→マスク外側およびマスク内側の測定を行う際のチューブ・検出器内部の空気の入換え時間
     「Meas.T」→マスク外側およびマスク内側の測定時間
     ※初期設定:測定時間の合計は約30秒(「Wait. T」→10sec、「Meas.T」→3sec)

    mt-03_ctrl2

  • Question

    電源をONにしたらすぐに測定が行えますか?

  • 電源を入れてから10分程度の暖機運転を行ってください。

    電源を入れた直後は装置の内部(ヒーター等)が暖まっておらず、正常な測定が行えない場合があります。

  • Question

    漏れ率の測定は粉じんを装置内部に吸引しますが、測定を始める際に、装置内部(粉じんの流路)に前回の粉じんが残っていないことを確認する方法はありますか?

  • 以下の方法で装置内部(チューブ内部、検出器内部)に粉じん粒子が残っていないことを確認できます。
    漏れ率測定を始める前や、一日の測定の終了時、粉じん粒子濃度が明らかに高い場所で漏れ率測定を行った後などにこの確認を行うと有効です。

     

    ★確認方法(クリーンエアによるチェック)
     (1)マスク内側測定時の流路の確認(INSIDE)
      ①付属のゼロチェック用の高性能フィルタをINSIDE側の入口に直接取り付けます。
      ②OUTSIDE側の入口を開放にします。
      ③測定開始ボタンを押し、測定を開始します。
      ④測定終了後、画面上の「count 2」の数値が0、もしくは、漏れ率の測定結果が0.2%以下であれば、マスク内側測定時の流路(INSIDE)はクリーンな状態です。

     

     (2)マスク外側測定時の流路の確認(OUTSIDE)
      ①付属のゼロチェック用の高性能フィルタをOUTSIDE側の入口に直接取り付けます。
      ②INSIDE側の入口を開放にします。
      ③測定開始ボタンを押し、測定を開始します。
      ④測定終了後、漏れ率の測定結果が「ERROR」と表示され、画面上の「count 1」の数値が0、もしくは、「count 1」の数値が「count 2」に対して1/500程度であれば、マスク外側測定時の流路(OUTSIDE)はクリーンな状態です。

     

    ※上記の操作を数回行っても改善が見られない場合、点検にお出しいただくことをお勧めします。

  • Question

    測定を行う前に注意することはありますか?

  • 以下のことに注意してください。
    ・マスクと顔面との間に髪が挟まりこんでないか
    ・男性の場合はひげが伸びてマスクと顔面との間に隙間が生じていないか
    ・喫煙者の場合は、喫煙の程度にも寄りますが、漏れ率測定前1時間は喫煙を控えてください。

    ※喫煙による影響
    喫煙者の場合、喫煙直後に漏れ率を測定すると、マスク内側の粉じん数にタバコ粉じんの粒子数が加算されることがあり、誤った結果が得られる場合があります。

  • Question

    画面の表示が薄くて(もしくは濃すぎて)見づらい場合の対処法はありますか?

  • 装置前面の画面下左側に「CONTRAST」という小さなボタンで画面表示の濃淡の調整が行えます。
    このボタンを押し続けると画面の明るさ調整ができます。

  • Question

    測定中にチューブの内側が結露してきた場合どうすれば良いですか?

  • 以下の対策をとってください。
    ・測定の合間にDRIER(装置の左上部)に試験ガイドを差し込み、装置内部のポンプを作動させる
    ・コンプレッサーエアーなどを使って、チューブ内部の湿気を強制的に排出する(※必ずチューブを装置から取り外してから行ってください)
    ・チューブ自体を内部が乾燥しているものに交換する

    ※チューブ内部の結露について
    測定を繰り返していると呼気によってチューブの内側が結露してきます。結露がひどくなるとチューブ内の流路が狭まるなど測定に影響が生じてきます。上記の方法により対策をとってください。

  • Question

    測定画面の「Temp.」は何を意味していますか?

  • 装置内部にあるヒーターの現在温度を示しています。装置の周辺温度ではありません。

    ※「Temp.」の表示が設定値と明らかに異なる場合
     例)40.0℃に設定したはずが1.5℃と表示する。
      →接触不良の可能性があります。電源のON/OFFを数回繰り返しても復旧しない場合は故障が疑われます。修理をご依頼ください。

  • Question

    定期点検はどのくらいの頻度で行えば良いですか?

  • 労研式マスクフィッティングテスターMT-03型は、トレーサビリティーを取れるものではありませんが、
    定期点検については、年1回程度の点検をお勧めします。

  • Question

    試験ガイドは繰り返し使用できますか?

  •  

    試験ガイドはアルコール消毒することで再利用できます。破れるまでご利用いただけます。
    保管する際は試験ガイドがつぶれたり、変形したりしないように注意してください。

  • Question

    防護係数を算出することはできますか?

  •  

    MT-03型で防護係数を算出する場合、次の計算式により算出することができます。

     防護係数 = 100 / 漏れ率

     (例)漏れ率 1.00%の場合
        防護係数 = 100 / 1.00 = 100

     

    ※n回の測定結果から総合的に防護係数を算出する場合は次の式を用います。

     防護係数 = 100 / (漏れ率の平均値)

    (次のような計算を行うと誤った結果になってしまいます)
     防護係数 ≠ {(100/漏れ率①)+(100/漏れ率②)+・・・+(100/漏れ率n)}/n

  • Question

    何回測定を行っても漏れ率が大きいのですがどのような理由が考えられますか?

  •  

    以下の理由が考えられます。
    ①マスクの装着方法が誤っている
    ②マスクの大きさや形状が顔面に合っていない
    ③マスクの生地が痛んでいたり形状が崩れている
    ④マスク自体が漏れ率測定に適していない

     

    ①装着方法が誤っている場合
    マスクに取扱説明書がついている場合は、その内容どおりに装着できているかもう一度確認してください。取扱説明書がなかったり、何度やってもうまくいかない場合はそのマスクの製造元に装着方法等をお問合せください。

     

    ②マスクの大きさや形状が顔面に合っていない
    目的に合ったマスクの中で、ほかの種類のマスクをお試しください。

     

    ③マスクの生地が痛んでいたり形状が崩れている
    マスクと顔面との隙間以外のところに漏れの原因箇所ができている可能性があります。正常な状態のマスクを使用して再度漏れ率測定を行ってください。

     

    ④マスク自体が漏れ率測定に適していない
    以下のマスクは漏れ率測定を行っても高い数値が出やすいです。
    ・一般的に使用されているサージカルマスク
    ・防じん機能を有していない防毒マスク