化学プラント装置
サーキュレーション・エバポレーター
本装置は、液の密度差による液体の移動により、蒸発、濃縮、回収、を行う装置です。
サイクロンフラスコ内では気液分離が容易に行われ、本フラスコで分離された濃縮液は、連続的に導入される原料液とともに、コイル式エバポレーターに再フィードされ、蒸発されます。
サイクロンフラスコ内では気液分離が容易に行われ、本フラスコで分離された濃縮液は、連続的に導入される原料液とともに、コイル式エバポレーターに再フィードされ、蒸発されます。
【特徴】●駆動部がありません。 蒸発器により熱せられた原液は気液混合状態でサイクロンフラスコへ入り、ここで気液の分離が行われます。モーターなどの機械的な駆動部がないのでメンテナンスが容易です。●減圧下で連続蒸留ができます。 サーモサーキュレーション方式で、しかも減圧蒸留が簡単にできます。比較的粘性の高い物質や、低沸点化合物の濃縮や蒸留に適しています。●熱効率が優れています。 加熱器はコイル状でスチーム、温水、あるいは熱媒体油を熱源としたサーモサーキュレーション方式ですので熱効率が優れています。●滞留量が少なくてすみます。 熱効率のよい加熱器により加熱時間が短くてすみます。したがって熱に不安定な物質の濃縮や蒸発に適しています。
仕様
品目コード | --- | |
---|---|---|
処理容量 | 5~15 L/hr (熱源にスチームを使用し、水を蒸留した場合) |
|
使用可能圧力範囲 | Full Vacuum~常圧 | |
蒸発器 | 0.4 m2コイル式 | |
サイクロンフラスコ | 10 L | |
中間受器 | 2 L | |
凝縮液受器 | 10 L | |
凝縮器 | 1.0 m2コイル式 | |
価格(税別) | お問い合わせください | |
備考 | ※1)上記以外のものも製作いたしますので、お問い合わせください。2) 標準価格には、制御盤、制御計器、真空システム、用役供給設備(クーリングタワー、冷凍機、ボイラーなど)、現地組立工事および輸送費は含まれていませんので、別途打ち合わせによりお見積りいたします。 |
関連情報
- カタログ