透析液残留塩素濃度管理

透析用水の管理については、2016年版 透析液水質基準にて総残留塩素の濃度測定が推奨されています。

総残留塩素測定

透析用水の供給水源によってはアンモニア態窒素が含まれることがあり、これが消毒用の遊離残留塩素と結合し結合残留塩素(クロラミン)が生成されることがあります。透析用水を作成するための活性炭ろ過装置などが処理能力を超えた場合はクロラミンが透析液中に混入することがあるため、総残留塩素による管理が推奨されています。

総残留塩素を測定する際に必要となる試薬です。DPD試薬と併用することで総残留塩素を測定します。

総残留塩素を測定する際に使用される代表的な目視式測定器です。総残留塩素の測定にはヨウ化カリウムが必要となります。

総残留塩素を測定する際に使用されるデジタル式の残留塩素測定器です。総残留塩素の測定にはヨウ化カリウムが必要となります。

遊離残留塩素を測定するための試薬です。100回分と500回分があります。

総残留塩素を測定するための簡易水質検査キットです。パック内に封入された試薬にはヨウ化カリウムがあらかじめ混合されているため、1回の操作で総残留塩素を測定することが可能です。