タンパク質
タンパク質分析手法は複数ありますが、ここではその基本の一つになる窒素分析(ケルダール法)をご紹介します。
柴田科学ではケルダール法で使用する機材を幅広くご用意しています。
窒素分析 ~ケルダール法~
分析フロー
試料精秤
固体は0.1mg単位まで、液体はホールピペット使用
機材対照番号:1

ケルダールフラスコに入れる
分解触媒1g(硫酸銅:硫酸カリウム=1:10)
濃硫酸7mL
過酸化水素1mL
機材対照番号:2~5



加熱分解
分解終了の状態:緑色透明で炭化物を認めない状態
機材対照番号:6~7

放冷
手で触れることができるところまで放冷
純水20mL滴下
受器(三角フラスコ)
4%ほう酸溶液15mL
ブロモクレゾールグリーン・メチルレッド混合指示薬3滴
適量の純水(冷却管下方先端部分が溶液に浸るまで)
機材対照番号:4,5,8,11



セミ・ミクロケルダール窒素蒸留装置の準備
放冷したケルダールフラスコを蒸留装置にセットする
40%水酸化ナトリウム溶液30mL(注入口から)
純水10mL(目的は管壁の洗い込み)
機材対照番号:8~10



蒸留
溜液を受器(300mL三角フラスコ)に80~100mL採取
0.005mol/L硫酸で滴定
留液色が緑色から微灰赤紫に変化した時点で終点
機材対照番号:12

※第十七改正日本薬局方参考