過酸化物価POVによる劣化度の管理

柴田科学ではPOVの公定法滴定分析用ガラス器具をご用意しています。

常温液体の植物油の過酸化物価POVの分析

(酢酸-イソオクタン法)

分析フロー

試料採取(0.1mg単位まで秤量)

POV10以下:5g
POV50以下:5~1g

200mL共栓付三角フラスコに試料油を入れる

溶剤50mL
溶剤(酢酸:イソオクタン=3:2 vol%)
機材対照番号:1~3

静かに振り混ぜて溶解
窒素ガス約600mLでフラスコ内の空気を穏やかに置換

ガス流量計付窒素ガスボンベを使用

窒素ガスを通しながらヨウ化カリウム溶液0.1mLを加える

二酸化炭素を含まない飽和ヨウ化カリウム溶液
※飽和KI溶液は分析直前に調整。作り置き不可。

機材対照番号:4~5

直ちに栓をして1分連続して円を描くように振り混ぜる
水30mLを加えて栓をして5~10秒激しく振り混ぜる

機材対照番号:3

0.01mol/Lチオ硫酸ナトリウム標準液で滴定

測定液が微黄色を呈したらデンプン溶液0.5mLを加えて滴定を続けて、測定液の青色が消失するときを終点とする
※あらかじめ空試験を行うこと
※酢酸-イソオクタン法であることを併記すること

機材対照番号:4~6

※基準油脂分析試験法(2003年版)参考