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2022年 新年のご挨拶

2022年01月01日
2022年 新年ご挨拶

明けましておめでとうございます。
おかげさまで柴田科学は、昨年10月、創業100周年を迎えることができました。これもひとえに取引先様、関係者の皆様の長きにわたる温かいご支援の賜物と深謝しております。当社を支えていただいた皆々様へ社員一同、心より御礼申し上げます。

2021年は大変ありがたいことに、創業100周年に相応しい業績で決算を締めることができました。その一方、トンネル工事の粉じん対策や溶接ヒューム濃度測定、コロナウイルス対策を中心とした研究器具や環境計測機器、そしてプラント装置へのご注文を非常に多く頂いたものの、半導体部品の供給逼迫により生産が追いつかず、一部のエンドユーザー様には大変ご迷惑をおかけいたしましたこと、この場を借りてお詫び申し上げます。残念ながら足元では部品材料費の高騰の影響が出てきており、本年2022年は一部価格変更も検討せざるを得ないと思料しております。この点、ご理解賜れれば幸甚に堪えません。


代表取締役社長 柴田 眞利
さて、当社は1921年10月、東京帝国大学(当時)のお膝元である東京都文京区本郷にて、創業者・柴田正が理化学ガラスの製造販売事業を興したことが始まりで、一番初めのお客様が現在の東京大学でした。創業当初は、東京帝国大学の先生方のもとに足繁く通い、日中受けた注文品を夜に手作業で製造し、翌朝には納品する日々だったと聞いています。昨年9月、その東京大学本郷キャンパスに寄付をいたしました。これからも創業時の第一のお客様であり、現在でも柴田科学東京本社から一番近くにいらっしゃるお客様として、お付き合いをさせて頂きたく思っております。

2022年もコロナ禍が依然として収まらぬ中でスタートしました。この2年間、ビジネスや生活の中でのプロセスを一斉に変化せざるを得ない状況が続いており、いかに人との接触を減らすかをキーとして、コト・モノのデジタル化が急速に進んでいます。当社としても、この変革をチャンスと捉え、DX宣言をいたしました。DX推進により、都度状況と長期的な展望を見据え、しっかりと時代の変化に俊敏に即応してまいる所存です。

最後になりますが、本年からの中期3ヶ年経営計画(2022-2024)の中で、キャッチフレーズを“Innovation for the Next 100”といたしました。まさに1964年に開催された東京オリンピックが昨年のTOKYO 2020へと歴史を重ねたように、100周年たるSIBATA 2021から創業200周年の西暦2121年へ向けて、柴田科学はこれからも企業活動を通じて社会に貢献し、世界がより良くなるよう邁進してまいります。今後とも倍旧のご支援を賜りますようよろしくご指導をお願い申し上げます。

DX宣言について

東京大学本郷キャンパス本部棟 2021年9月

JASIS2021(幕張) 2021年11月