POVテスター 検索 測定原理を教えてください。 過酸化物とヨウ化カリウムを反応させて、遊離したヨウ素をデンプン指示薬で発色しています。 測定範囲を教えてください。 POVテスター5型は、5/10/20/30 (meq/kg)の4段階、 POVテスター低濃度型は、2/4/8 (meq/kg)の3段階です。 ヒーター温度70℃の精度はどのくらいですか? ヒーター温度は、ろ紙の変性を防ぐため、80℃以下で実施してください。温度が低い場合は、加熱時間を長く取ることで対応可能ですが、できれば、70℃付近で実施してください。 どのようなサンプルを測定できますか? 油脂加工食品および種実類(油脂を多く含む固形検体)をサンプルとしてご使用いただけます。油脂の含有量が20%に満たないものは、70℃で10分間の加熱時間を延ばすなどの工夫で、測定できることもあります。ただし、魚油など劣化が速いものは2時間以上の加熱で、測定値の信頼性が大幅に低下しますので、ご注意ください。 液体状の油を測定できますか? はい。できます。ろ紙に油が染み込みすぎると発色障害がおきますので、ろ紙に染み込ませる油は20μL程度にしてください。液体状の油であれば操作がより簡単な「POV試験紙」をご使用いただけます。 測定したいサンプルの掲載がホームページ上にありません。どうしたらよいでしょうか? 実績のあるサンプルは、ポテトチップス、かりんとう、クルミ、ピーナッツです。まずはコチラから似たようなサンプル(種実類や菓子類、脂肪量など)をお試しください。似たようなサンプルがなければ、ご相談ください。 阻害物質や測定が困難なサンプルを教えてください。 阻害物質や測定が困難なサンプルは取扱説明書に記載のあるもののほか、以下のものが挙げられます。 ・水分(吸湿すると発色障害が起きます。) ・着色している油脂(発色に影響を与えるため) ・乳化剤(マヨネーズなどエマルジョンのものは遠心分離して油だけを分離できれば測定は可能です。ですが、公定法より高めになる可能性もございますので公定法と比較いただきご使用できるかご確認ください。) 発色にムラがあるのですが・・・ ? ・サンプルによっては酸化自体にムラがある場合があります。 ・サンプルはできるだけ細かくしてください。 ・ペースト状までにすりつぶすとムラは軽減できます。 ・サンプルをろ紙の上に均一に広げてください。 ・ろ紙に油脂が均一に含浸されていない場合、ムラになる場合があります。 発色が濃い、薄い、または発色しないなど、発色がうまくいかないのですが・・・? 取扱説明書に記載のある「発色不良に伴う要因と対処方法」をご確認ください。 以前販売されていたPOVテスター2型、3型を使用しています。 POVテスター5型の発色ろ紙や発色試薬を使用することはできますか? はい。使用できます。発色ろ紙と試薬は共通です。 以前販売されていたPOVテスター2型、3型を使用しています。 POVテスター5型の標準カラーチャートを使用することはできますか? POVテスター5型のカラーチャートをご使用する際は、POVテスター5型のアプリケーションで使用していただく場合です。サンプルによって測定条件がありますので、こちらからご確認ください。(掲載のないサンプルはご相談ください。)