動物・環境試験装置

吸入実験施設

動物実験の主要な方法のひとつに吸入実験があります。これは、一定容積のチャンバー内に実験動物を入れ、それらの呼吸器系を通して試験物質を投与する方法です。近年は地球環境科学の研究などが非常に注目されており、各種化学物質に関する吸入実験はますます重要になっています。当社は豊富な納入実績をもとにして、実験計画に適した吸入実験施設の設計、施工を提供いたします。ぜひご相談ください。

■長期吸入実験施設
ラット、マウスなどの実験動物を使用して、2年以上の連続投与を行う長期吸入実験設備においては、飼育装置としての環境条件を吸入チャンバーに備える必要があります。このため、長期吸入実験施設には専
用の空調装置をはじめ、試験物質自動濃度コントロール装置、チャンバー自動洗浄装置などが組み込まれます。また、実験動物の生命維持のための自動安全装置を備えています。

仕様

品目コード ---
価格(税別) お問い合わせください
備考 ■吸入実験装置の概要

吸入実験装置とは、実験動物の呼吸器系を通じて試験物質を投与し、生体への影響を調べることを目的とした実験装置です。近年は医薬品、農薬などの安全性試験をはじめとした、労働環境中における各種化学物質の毒性試験や、大気汚染物質の研究など、非常に多くの分野で吸入実験が行なわれています。当社では従来から実験動物および関連機器のメーカーである“日本クレア株式会社”との技術提携のもとに、有機溶剤、ガス、ミスト、粉じんなど各種の吸入実験装置を設計、製作してきました。これら吸入実験装置の製作には当社の長年にわたる環境計測、労働衛生、分析機器および粉体、ミストなどの技術が生かされています。


特徴

●柴田科学の吸入実験装置は、マウス1匹用チャンバーからラット200匹用チャンバーまで、あらゆる規模の吸入実験装置を設計、製作しています。

●吸入実験装置をご検討の際はぜひ当社までご相談ください。係員が多くの実績をもとにご説明いたします。

●吸入実験装置導入の際は次の項目についてお聞かせください。

1. 使用動物種類

犬、ウサギ、モルモット、ラット、マウス、その他

2. 1群の匹数

1、2、10、20、60、その他

3. ばく露方式

全身ばく露、鼻部ばく露、その他

4. チャンバー台数

1、2、3、4、5、その他

5. 試験物質の種類

ガス(物質名)、ミスト、粉体、その他

6. 試験物質の濃度範囲

□〜□ppm、□〜□㎎/m3

7. 実験対象

急性、亜慢性、慢性

8. 実験目的

毒性実験、感染実験、その他

9. 濃度制御

手動、自動

※チャンバー内試験物質濃度は爆発限界未満とします。

関連情報

カタログ