DX推進状況のご報告
柴田科学株式会社は、デジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みを2022年1月から本格的に始動しました。現在の具体的な推進状況について、下記の通りご報告させて頂きます。
会社を取り巻く環境
ここ数年来、会社を取り巻く環境は大きく変化しています。
半導体材料などを中心に材料の入手が困難な状況となっており、サプライチェーンの見直しと同時にリレーションの効率化、迅速化が必要とされています。
また、労働人口の減少から、特に中小企業の弊社にとっては人材採用が困難になってきている現状です。
一方内部に目を向けると、当社のコア技術の一つである測定技術について、データ活用へのニーズが日に日に高まっているのを感じております。(例えば、場所や個人データの測定を通したビックデータによる研究、データ販売、スマートハウスへの展開など)
創業から100年以上が経過し、社内には蓄積された技術がある一方、現時点ではデータが点在しており、社内情報検索の課題や新しい技術発展の基盤としてまだ脆弱さが見受けられる状況です。
柴田科学のDX推進状況
このような問題意識に立ち、柴田科学では、DX(Digital Transformation)の進展を中期目標の重点の一つに据え、2022年1月に社長名による「DX宣言」を社内外に公開して本格的な取り組みを開始しました。
DX推進計画の戦略記事(2022年4月1日)
デジタル化の加速を見据え、DXへの取り組みを強化して参ります
KPI公開記事(2022年12月26日)
現在複数の社内プロジェクトを立ち上げており、2023年1月時点で下記の各点について「攻め」「守り」の両面から、DXの推進に取り組んでおります。
・長年の課題であった、弊社の生産方式にマッチする生産管理システムの導入着手
・Webを通した発注システムの導入着手
・社内に散在するデータの「使える化」を目指し、既存データベースを改修・更新して新たな運用を開始
・新たなコア事業の創設を目指す「攻めのDX」の具体的なプランとして、センサーデータの収集・活用PoC(概念検証)を開始
創業100年という節目を超え、自ら変化の先頭に立つ気概を持って、引き続き既存事業の変革・新規事業の創出に挑戦して参ります。
2023年1月16日
柴田科学株式会社
代表取締役社長 柴田 眞利