カドミウムおよびその化合物

柴田科学ではカドミウムの捕集装置から分析試料液調整用ガラス器具まで幅広くご用意しています。
カドミウムの分析法は複数ありますが、ここでは原子吸光分析法をご紹介します。

カドミウムの捕集と分析 ~原子吸光分析法~

捕集と前処理までのフロー

フィルターサンプリング

φ55mmガラス繊維フィルター
オープンフェイス 吸引流量10~30L/min

共栓三角フラスコ200mLに捕集後のガラス繊維フィルターを入れる
硝酸(1+10)約50mL
約60℃の水浴で2時間放置

時々手で激しく振とうする

放冷
目皿上に定量用フィルターNo7を敷いたブフナーロートに内容物を移す
100mLメスフラスコ中に吸引ろ過

精製水(Ⅱ、Ⅲ、Ⅴ)でフラスコ内、ロートの残渣をよく洗い洗液はろ液に加える

精製水(Ⅱ、Ⅲ、Ⅴ)で100mLに定容し試料液とする

未使用のガラス繊維フィルターについて同様の操作を行いブランクも調整する

最終試料液の調整後
原子吸光分析

※作業環境ガイドブック参考(一般社団法人日本作業環境測定協会発行)