水銀

柴田科学では水銀の捕集装置から分析試料液調整用ガラス器具まで幅広くご用意しています。
水銀の捕集方法は複数ありますが、ここでは液体捕集・原子吸光法と固体捕集・原子吸光法をご紹介します。

液体捕集・原子吸光法

水銀の捕集と分析 ~液体捕集・原子吸光分析方法~

捕集から分析用試料までのフロー

バブラーに50~100mlの吸収液を入れる

吸収液:過マンガン酸カリウム5gを0.5M硫酸で溶かし1Lとする

バブラーにて吸引流量0.5~1L/minで捕集する

吸収液を入れたバブラーの他、ポンプ側に空のバブラーをバッファーとして挿入しポンプで吸引をおこなう(バブラー2連とする)

捕集後の吸収液をビーカー200mlに移す

約5mlの吸収液で洗い込み、その洗液も合わせて試料液にする

KMnO4の青色が消えるまでヒドロキシルアミン溶液を加える

ヒドロキシルアミン溶液:塩化ヒドロキシルアミンまたは硫酸ヒドロキシルアミンを精製水に溶かし20%溶液を調製する

ヒドロキシルアミン溶液をさらに0.2ml加えて最終試料液とする
原子吸光分析

原子吸光分析の際は還元気化装置を用いる

※作業環境ガイドブック参考(一般社団法人日本作業環境測定協会発行)