コバルトおよびその無機化合物

柴田科学ではコバルトの捕集装置から分析試料液調整用ガラス器具まで幅広くご用意しています。

コバルトの捕集と分析 ~原子吸光分析法(フレーム法)~

捕集と分析用試料までのフロー

フィルターサンプリング

φ47mmメンブレンフィルター オープンフェース 吸引流量10L/min

コニカルビーカー50mLに捕集後のメンブレンフィルターを入れる

メンブレンフィルターは、コバルト付着面を内側に折る

塩酸3mL

濃塩酸(有害金属分析用が望ましい)

30分放置
硝酸1mL

濃硝酸(有害金属分析用が望ましい)

ホットプレート上で加熱

約110℃ 30分

硝酸6mL
時計皿を乗せて加熱継続

分解液が透明になるまで

時計皿を外して概ね1mLになるまで蒸発

溶液が褐色になった場合は硝酸1mLを追加し加熱
溶液が透明になるまで硝酸の追加を繰り返す

4mLの精製水を加え10mLメスフラスコに移しつつ定容

精製水(Ⅱ,Ⅲ,Ⅴ)
少量の精製水でコニカルビーカー内壁を3回以上洗い込むこと

原子吸光分析(フレーム法)

※作業環境ガイドブック参考(一般社団法人日本作業環境測定協会発行)