ニッケル化合物(ニッケルカルボニルを除き、粉状の物に限る)

柴田科学ではニッケルの捕集装置から分析試料液調整用ガラス器具まで幅広くご用意しています。
ニッケルの分析法は複数ありますが、ここでは原子吸光分析法と電気加熱式原子吸光分析法をご紹介します。

原子吸光分析法

ニッケル捕集と分析1 ~原子吸光分析法~

捕集と分析用試料までのフロー

フィルターサンプリング

φ55mmガラス繊維フィルター
オープンフェース 吸引流量17.3L/min

2.5M硝酸または3M塩酸法
混酸溶液法

3M硝酸:2M塩酸=1:1

共栓三角フラスコ100mLに捕集後のガラス繊維フィルターを入れる

ガラス繊維フィルターは、ニッケル付着面を内側に折る

2.5M硝酸あるいは3M塩酸を約40mL

フィルターが浸る程度

混酸溶液約20mL

フィルターが浸る程度

約60℃温浴中で約2時間

三角フラスコの共栓は内溶液が温まってから栓をする。栓をしてから時々激しく振とう。振とうによってフィルターの形をくずして粥状にする

約90℃以上温浴中で1時間以上

三角フラスコの共栓は内溶液が温まってから栓をする。栓をしてから時々激しく振とう。振とうによってフィルターの形をくずして粥状にする。

ガラス目皿上に定量用フィルター(5C)を敷いたブフナーロートに内容物を移す
100mLメスフラスコ中に吸引ろ過

精製水(Ⅱ,Ⅲ,Ⅴ)でロート上の残さを充分洗い洗液はろ液に加える

50mLメスフラスコ中に吸引ろ過

精製水(Ⅱ,Ⅲ,Ⅴ)でロート上の残さを充分洗い洗液はろ液に加える

精製水(Ⅱ,Ⅲ,Ⅴ)で
100mLに定容
精製水(Ⅱ,Ⅲ,Ⅴ)で
50mLに定容
原子吸光分析装置

※作業環境ガイドブック参考(一般社団法人日本作業環境測定協会発行)

電気加熱式原子吸光分析法

ニッケル捕集と分析2 ~電気加熱式原子吸光分析法~

捕集と分析用試料までのフロー

フィルターサンプリング

φ55mmガラス繊維フィルター
オープンフェース 吸引流量17.3L/min

2.5M硝酸または3M塩酸法
混酸溶液法

3M硝酸:2M塩酸=1:1

共栓三角フラスコ100mlに捕集後のガラス繊維フィルターを入れる

ガラス繊維フィルターは、ニッケル付着面を内側に折る

2.5M硝酸あるいは3M塩酸を約100ml
混酸溶液約100ml
約60℃温浴中で約2時間

三角フラスコの共栓は内溶液が温まってから栓をする。栓をしてから時々激しく振とう。振とうによってフィルターの形をくずして粥状にする

約90℃以上温浴中で1時間以上

三角フラスコの共栓は内溶液が温まってから栓をする。栓をしてから時々激しく振とう。振とうによってフィルターの形をくずして粥状にする。

ガラス目皿上に定量用フィルター(5C)を敷いたブフナーロートに内容物を移す
250mlメスフラスコ中に吸引ろ過

精製水(Ⅱ,Ⅲ,Ⅴ)でロート上の残さを充分洗い洗液はろ液に加える

精製水(Ⅱ,Ⅲ,Ⅴ)で250mlに定容
電気加熱式原子吸光分析装置

※作業環境ガイドブック参考(一般社団法人日本作業環境測定協会発行)