砒素およびその化合物(アルシンおよび砒化ガリウムを除く)

柴田科学ではひ素の捕集装置から分析試料液調整用ガラス器具まで幅広くご用意しています。
ひ素の分析法は複数ありますが、ここでは吸光光度分析法をご紹介します。

ひ素の捕集と分析 ~吸光光度分析法~

捕集と前処理までのフロー

フィルターサンプリング

φ47mmガラス繊維フィルター オープンフェース
吸引流量10~30L/min

共栓試験管2本に
捕集後の捕集剤前・後層を各々取り出す
精製水10mL

精製水(Ⅱ,Ⅲ,Ⅴ)

10M硝酸10mL

60%硝酸100mLを精製水(Ⅱ,Ⅲ,Ⅴ)35mLと混合

臭素酸カリウム溶液1mL

臭素酸カリウム1gを精製水(Ⅱ,Ⅲ,Ⅴ)に溶かして100mLとする

軽く栓を付け約60℃の水浴で15分間加熱
室温放置
固く栓をして試験管を振とうしてフィルターを繊維状に砕く
ガラス目皿上に定量用フィルター(5B)を敷いたブフナーロートに内容物を移す
100mLメスフラスコ中に吸引ろ過
精製水(Ⅱ,Ⅲ,Ⅴ)で100mLに定容
最終試料液を調整後
吸光光度計

※作業環境ガイドブック参考(一般社団法人日本作業環境測定協会発行)