蒸発濃縮プロセスプラント

容量、温度、粘性、圧力、腐食性等、様々な条件をお打ち合わせの上、お客様の使用条件に適した量産型装置をガラスプラントから金属プラントまでトータルでご提案・製造できます。

濃縮器内の回転羽根で強制的に形成された薄膜を減圧下で加熱して、短時間で熱に不安定な物質や高粘度の物質を処理します。
先端部材質をPTFEにした羽根が回転し、その一端がガラス製濃縮器の内壁に押しつけられ擢動します。上部より原料液体を供給すると、液体は羽根の回転遠心力により、乱流状の薄膜となり、器内壁で加熱されます。生成された蒸気は器内を上昇し、冷却器で凝縮、回収され、一方濃縮液は濃縮液受器に流入します。

●フィルム・エバポレーター FE-80型

薄膜蒸発器などの機器およびすべてのラインがステンレススチール製のため、熱効率に優れています。多量処理用としての効果がよく発揮できます。本原理は、フィルム・エバポレーター薄膜式濃縮装置FE-80型と同一です。

回転フラスコ容量が20L・50L・100Lと、お客様のご要望に応じた容量規模の機種をご用意しています。それぞれ、防爆エリア対応仕様での製造も可能です。
さらに冷却方式も上昇冷却方式・下降冷却方式を選択可能です。

連続式蒸留によって廃液から溶剤を回収し、廃液を再生させます。諸条件をご提示頂きながら蒸留計算を行い設計製作します。
「サーモサイフォン式リボイラーの採用」「溶剤を取り扱うことを想定した防爆仕様」「連続運転24時間可能」