食品の安全性について
2016年10月30日
フライヤー油の酸化管理に-酸価(AV)測定/過酸化物価(POV)測定
食品の安全は、近年注目されています。食中毒、異物混入など、食品加工段階での安全管理は必須項目です。
また、製造過程での、環境管理も、食品の安全性を保つ上で必要不可欠です。
また、製造過程での、環境管理も、食品の安全性を保つ上で必要不可欠です。
フライヤー油の酸化管理に
油の酸化を促進する要因
水分の影響
金属イオンの影響
光の影響
空気の影響
熱の影響
主な酸化の指標
過酸化物価(POV)
・油脂の自動(自然)酸化による過酸化物価の量
油脂の酸価の初めに生ずるハイドロパーオキサイドの含量を測定するもので、
初期段階の酸敗度を判定する指標として広く用いられている。単位はmeq/㎏である。
この数字が大きいほど酸化が進んでいる。
・油脂の自動(自然)酸化による過酸化物価の量
油脂の酸価の初めに生ずるハイドロパーオキサイドの含量を測定するもので、
初期段階の酸敗度を判定する指標として広く用いられている。単位はmeq/㎏である。
この数字が大きいほど酸化が進んでいる。
酸価(AV)
・油脂の加熱酸化に伴う遊離脂肪酸量
油脂の劣化を示し、揚げ油の熱劣化の程度がわかる。数字が大きいほど劣化が進んでいる。
・油脂の加熱酸化に伴う遊離脂肪酸量
油脂の劣化を示し、揚げ油の熱劣化の程度がわかる。数字が大きいほど劣化が進んでいる。
油酸化に関する主な法規制
食品、添加物等の規格基準(昭和34年厚生省告示370号)
「即席めん類(めんを油脂で処理したものに限る)は、めんに含まれる油脂の酸価が3を超えるものであってはならない」
菓子の製造・取扱に関する「衛生上の指導について(昭和52年11月16日環食第248号)
1.「菓子は、その製品中に含まれる油脂の酸価が3を超え、かつ、過酸化物価が30を超えるものであってはならない」
2.「菓子は、その製品中に含まれる油脂の酸価が5を超え、または、過酸化物価が50を超えるものであってはならない」
解説:
油で処理した菓子(油分10%以上)は、
・製品中に含まれる油脂の酸価が3を超え、かつ過酸化物価が30を超えないこと
・酸価だけでは5を超えないこと
・過酸化物価のみでは50を超えないこと
油で処理した菓子(油分10%以上)は、
・製品中に含まれる油脂の酸価が3を超え、かつ過酸化物価が30を超えないこと
・酸価だけでは5を超えないこと
・過酸化物価のみでは50を超えないこと
弁当及びそうざいの衛生規範(昭和54年6月29日衛食第161号)
「原材料としての油脂
◆酸価 1以下(ただしごま油は除く。)
◆過酸化物価 10以下
揚げ処理中の油脂
◆酸価 2.5を超えたものは新しいものと交換する。
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